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2022/12/24

「スマートハウス」って? 「スマートホーム」との違いや、メリット。デメリットは?

ハウスメーカーなどのホームページやCMなどで「スマートハウス」という言葉を見たり聞いたことがありませんか。似たような言葉に「スマートホーム」もありますが、違いは何でしょう? スマートハウスではどんな生活を送れるのでしょうか。

 

目次

・「スマートハウス」とは?「IoT住宅」 や「スマートホーム」と何が違う?

・スマートハウスはこれだけ進化している

 

「スマートハウス」とは?「IoT住宅」 や「スマートホーム」と何が違う?

 

スマートハウスとスマートホーム、IoT住宅それぞれの定義

「スマートハウス」という言葉は、初めて登場した時から時代とともに少しずつ解釈が変わっています。最新の解釈でいえば「IT(情報技術)を使って、便利な暮らしを送れる住宅」となります。例えば帰宅する前に外出先からスマートフォンを使ってエアコンをつけておいたり、留守中に自宅へ来た宅配業者とスマートフォンを使ってリアルタイムで対応できます。

しかし、もともとは「スマートハウス」とは、「IT(情報技術)を使い、家庭内の照明や冷暖房などの設備機器を制御し、家庭内のエネルギー消費量を最適にコントロールする住宅」のことを指す言葉でした。つい最近までは、下記定義を備えた住宅のことを表していました。

・省エネ:LED照明や高効率給湯器などの省エネ設備を使う

・創エネ:太陽光発電システムなどでエネルギーを創る

・蓄エネ:家庭用蓄電池や電気自動車にエネルギーを蓄える

・HEMS:IT(情報技術)を使い、家庭内の照明や冷暖房などの設備機器などの利用状況を見える化・制御し、家庭内のエネルギー消費量を最適にコントロールする

 

一方で「スマートハウス」に似た言葉の「スマートホーム」は「暮らしている住人がIT技術によって快適に暮らせるだけでなく、社会インフラなど外部とも繋がることで、さまざまなサービスを受けることができている“状態”」を指す言葉、つまり住宅という“ハード”ではなく、“状態”を示す言葉として用いられています。

また「IoT住宅」は「IoT(インターネット・オブ・シングス)技術、つまりさまざまなモノをインターネットでつなぐことで、生活を快適にしてくれる住宅」を指す言葉として使われます。

以上のように定義されていた「スマートハウス」「スマートホーム」「IoT住宅」ですが、現状では「スマートハウス」≒「IoT住宅」に、というか両者が融合して「スマートハウス」となりつつあります。

現状は「スマートハウス」≒「IoT住宅」になりつつある

なぜ「スマートハウス」≒「IoT住宅」になりつつあるのでしょうか。その理由のひとつが「スマートハウス」という言葉の歴史にありそうです。

「スマートハウス=賢い家」という言葉は、もともと1980年代にアメリカで提唱されはじめた住宅の概念を示す言葉です。「家電や住宅設備を接続して、集中管理することで生活を快適にしよう」という考え方なのですが、1980年代とは、まだインターネットが世界のごく一部の人にしか知られていなかったころです。そのため、住宅内の家電や住宅設備を接続してできることといえば、エネルギー制御くらいしかなく、そこから「スマートハウス=IT(情報技術)を使い、家庭内の照明や冷暖房機器などの設備機器を制御し、家庭内のエネルギー消費量を最適にコントロールする住宅」と定義されるようになったと思われます。そのため、これまでスマートハウスの必須アイテムといえば、先述した通りエネルギーをつくり出す「太陽光発電システム」や、エネルギーを貯めておき自由に使える「蓄電池」、家庭内のエネルギーの消費量などを“見える化”してくれる「HEMS(ヘムス。ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の3つと言われていました。

しかし1990年代に入るとインターネットが普及するようになり、さらにここ数年でIoT技術も一気に進化しました。そのため、従来のように太陽光発電システムや蓄電池、家の照明や冷暖房機器などのエネルギーを“見て、節電などの行動を起こす”だけでなく、住宅内の家電や住宅設備を、インターネットなどを使って簡単に“コントロール”できるようになってきたのです。

 

スマートハウスはこれだけ進化している

 

従来のスマートハウスのメリット

ではスマートハウスにはどんなメリットがあるのでしょうか。まず従来の「太陽光発電システム」と「蓄電池」「HEMS」のあるスマートハウスから見てみましょう。

太陽光発電システムと蓄電池があるため、万一の災害時や停電の際でも、家の家電や設備がある程度使えます。また日中は太陽光発電システムの電気だけで生活したり、太陽光発電システムで発電した電気を蓄電池に貯めておき、夜にその電気を使ったりすれば、それだけ電気代を節約することができます。

またHEMSで家庭内のエネルギー消費量を確認することで、使っていない部屋の照明を消したりするなど、節電行動を行えば、電気代の節約につながります。

その他にも、最近注目されている電気自動車や燃料電池車など大容量バッテリーを搭載した車と、家の電気を連携させることができる「V2H(ビークル・ツー・ホーム)」を使えば、こうした車のバッテリーの電気を使ったり、逆に電気料金の安い深夜に車へ充電したりといったことが簡単にできます。

最新のスマートハウスのメリット

上記のメリットに加え、最新のスマートハウスならさらに「暮らしが便利」になります。最新スマートハウスがどんな風に暮らしを便利にするのか、それを理解するためのキーワードとして、「スマートフォン」「共働き世帯の増加」「留守宅」を挙げます。

「ほとんどの人が持っているスマートフォンを使って、家電や設備を簡単に、家の中からだけでなく外からでも操作できるようになります。また共働き世帯が増えたことで、家事の時間がなくて大変だなと思う人も増えているでしょうが、弊社のスマートハウスの場合は、家事の負担を軽減することができます。共働き世帯の増加は、家に誰もいない、あるいは子どもだけで留守番をする時間が増えることでもあります。そうなると留守中の家が心配になりますが、スマートハウスはそうした気がかりも解消できます」

もっと具体的に最新のスマートハウスを見ていきましょう。「家事がラクになる」「遠隔・一括操作で楽」「留守中の気がかりを減らす」「防災上の安心」という4つの視点から説明します。

 

家事がラクになる

まず「家事がラクになる」という機能についてです。「例えばゴミの分別化が進んでいる現在では、ゴミ出しの日を忘れると、1週間待たなくてはならないことがあったりしますが、あらかじめゴミの日を設定しておけばスマートフォンやタブレットに当日『今日は燃えるゴミの日です』など表示されるので、出し忘れを防ぐことができます。また洗濯が終わったときにスマートフォンにお知らせが届くよう設定しておけば、洗い終わった洗濯物を取りだし忘れも防止できます」

 

遠隔・一括操作でラク

「仕事帰りや外へ遊びに出掛けた帰りの途中で、スマートフォンからエアコンを操作すれば、帰宅時に室内を暖めておく・涼しくしておくことができます。給湯器を操作すれば帰宅してすぐにお風呂に入る、ということも可能です。また就寝時に各部屋の照明やエアコンを消していくのは面倒ですが、スマートスピーカーと連動させれば『おやすみ』のひと言ですべてを消してくれます。逆に朝はタイマーでセットして、必要な照明や家電を稼働させることができます」

 

留守中の気がかりを減らす

「留守中の気がかりを減らす」機能は「鍵を閉めたかどうか、不安になることがあると思いますが、そんな時はスマートフォンで現在のドアの施錠状況を確認して、もし開いていれば閉めることができます。またドアホンとの遠隔操作をセットで使えば、親の不在時でも、子どもが『ただいま』と言えばドアホンから『お帰り~』と声が響き、ドアが解錠します。これなら外から見たとき、親が家にいるように見えますから安心です。さらに留守中に宅配業者が来てもインターフォンのリアルタイム画像と音声が、親のスマートフォンに届きますから、子どもが玄関に出なくても、外出先で荷物の受け取り時間などを指示できます」

 

防災上の安心

「断水や停電、気象警報、行政からの避難指示などがスマートフォンやタブレットに表示されます。また外出中に気象情報が届いて、家のことが心配になったら、外出先からシャッターを閉めたり、あらかじめ気象警報に応じてシャッターを閉めるよう設定しておくこともできます」

スマートハウスのデメリット

一方、スマートハウスのデメリットとしては初期費用が高くなることが挙げられます。これに対しては、利用したい機能やサービスを吟味した上で、選ぶようにするとよいでしょう。例えば積雪の多い地域に住んでいて、太陽光発電システムの発電効率はあまり良くないのであれば、省くといった具合です。

ただし、こうした設備は普及に伴い、着実に価格が下がっていて、手が届きやすくなっています。例えば太陽光発電システムの価格は下記の通り下がっています。また国による補助金制度はありませんが、自治体によっては太陽光発電システムや蓄電池の導入に際し、補助金制度を設けているところもあります。

太陽光発電システム以外にも電子錠のドアやIoT対応のシャッターなど、家電や設備を選ぶ必要がありますが、これも予算や必要性に応じて選んだほうがいいでしょう。

このように、つい最近までスマートハウスは「ITを使い、家庭内の照明や冷暖房などの設備機器を制御し、家庭内のエネルギー消費量を最適にコントロールする住宅」のことを指しましたが、今では「IoT住宅と融合して、より便利な暮らしを送れる住宅」へと進化しています。まずはどんな暮らしになるのか、住宅展示場などで一度体験してみてはいかがでしょうか。

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