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2021/12/28
あったら便利。玄関土間の活用方法
最近の建築事例を見ていたら、素敵な玄関土間を目にすることが多いと思います。土間は収納、作業場、子供・ペットの遊び場といった様々な利用用途があります。ただし、土間の特性をしっかり理解しないとせっかく土間を作っても最大限活かすことができません。
今回は、玄関に土間を作ることのメリットや特徴をご紹介します。
・そもそも土間とはどういうもの? ・玄関土間の活用法 ・土間のデメリットとは? |
そもそも土間とはどういうもの?
土間とは、家の中にありながら土足で過ごす空間のことを指します。基本的には外と同じかさほど高低差がなく、昔は玄関や勝手口から台所につなげ、外で使う道具や、野菜の保管、作業場などとして使用されていました。
昨今では玄関土間の在り方も見直され、収納や、お子様がいらっしゃる家庭では子供の遊び場などとしても活用される事が多く、生活に付加価値を与えるスペースとして位置づけられています。
玄関土間の活用法
まず、玄関土間の代表的な活用方としては自転車置き場としての活用法です。
大切な自転車を外に駐輪する事ことで、雨風に晒されることで錆びてしまった経験もあるかと思います。また、日頃の手入れ、空気入れなどの作業をするのにも土間は便利です。
また、お子様が小さいご家庭ではベビーカー置き場としても重宝されます。
場所を取るベビーカーの置き場としてだけではなく、土間は地面との段差が少ないという特徴を活かして、ベビーカーにお子様を乗せたまま出入りができ家の中で乗り入れが可能です。
さらに、子供・ペットの遊び場や、家庭菜園など幅広い活用法が考えられます。
土間のデメリット
他の部屋がせまくなる
限られたスペースの中で、どのようにレイアウトすれば自分たちの暮らしに適しているかをしっかり検討しましょう。
なお、これから家を建てるにあたり玄関土間のスペースを優先的に確保するかを迷っているかたは、まずは土間を広めにつくっておくのも一つの手です。
後から土間の上に床を張ることは簡単ですが、後から土間を作るのは困難だからです。
寒さや湿気が気になることがある
地面からの寒さが伝わってきたり、狭く閉ざされたつくりをしていると、どうしても湿気や匂いが気になることもあります。
玄関土間や居室内に土間を作る際は、しっかりとした断熱対策や湿気対策、換気をしておくことが大切です。
夏はひんやりとして快適そうな土間も、意外と夏の外気温が基礎を通じて土間を熱くしたり、冬場は冷気が伝わったり、寒くなる事もあるので、しっかりと基礎断熱を施し外気温からの冷気や暖気を防ぐことが重要です。
なお、汚れたものを置いたり、汚れる作業をする場所として活用するのであれば掃除がしやすい床材や水栓の設置などもお勧めします。